メイクは女性の特権

メイクって、女性の特権ですよね。

男性は、朝の準備といえば、服装を整えて、髪をセットしてひげを剃って・・・、普通の人ならここで終わりですね。

女性は、服装を整えて、髪をセットして、・・・順番は人によってそれぞれですが、女性には毎朝、「化粧」という大仕事があります。これが、時には先ほど書いたように、「特権」と思える時と、「男の人はいいよなあ、メイクしなくていいんだから・・・」と思う時と、様々です。

たとえば、主人と一緒にどこかへ出かけるとき。人と会うときは特に。
あまり時間がないのだけれど、きちんとした格好をしていかなければならない、ノーメイクなんて許されない。そんな時、主人はさっさと服を着て出発の準備ができて、
「お〜い、まだか?」
と言ってきます。
でも私はこれから「メイク」という仕事が残ってるのよ!男とは違うのっ!と言ってやりたくなったりします。
私が子供の頃、うちの母が
「ああ、メイクをした自分の顔のお面でもあればなあ」
と言っていたのを思い出します。今になってその気持ちが分かります・・・。

うちの母もよく、出かける間際まで化粧をしていて、父から
「女の人って大変だなぁ、いろんな物を塗らなきゃいけなくて・・・」
とからかわれていましたが、思えばメイクってすごいですよね。
下地、ファンデーション、まゆ、口紅、ほほ紅・・・。
「塗装工事」と父が言っていたことがありますが、まさに・・・。

でも、この作業が私たち女性をイキイキさせたりもするのです。
眉を描くのが今日は一段とうまくいった!とか、今日のアイラインは自信あり!とか。
ほほ紅のちょっとした位置やシャドウの入れ方でも、顔の表情がまったく違って見えるのですから。

それによって、今日はなんだか人に会うのが楽しみ、という気分になってくるのですから不思議です。
逆に、なんだか疲れていて、メイクのノリも悪い、となると、人に会うのもおっくうになったりします。

今はもう亡くなってしまったのですが、以前、近所に素敵なおばあちゃんが住んでいたことがあります。
88歳のそのおばあちゃんの、メイクしていないお顔を、わたしは見たことがありません。家に遊びに行っても、散歩の途中で娘さんと歩いているところを見かけても、いつもきれいにメイクしているんです。
「お化粧もしないで外に出るなんて恥ずかしいわ」
と言っていたそうです。
以前、一緒に食事をしたことがありました。食事のあと、すぐに手鏡で自分のお顔を見て、
「あらいやだ、こんなに口紅が取れちゃって・・・」
と言って、さっと口紅を取り出して塗っていたのを思い出します。
その時、なんて素敵な女性だろう、と思いました。女性はいつまでもこうでなくっちゃ!と。
厚化粧も考えものですが、いつまでもきれいでいたい、そんな気持ちを保っていたいですね。

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